知るほどに面白いニットの世界

KNITTERESTING

豊島が考える新しい洋服のメジャー VIRTUAL STANDARD AI MEASURE

Interview : 

2025/8/1

生活に関わる商品を“素材選びのプロ”として支えるライフスタイル提案商社。それが「豊島(とよしま)」です。
江戸時代から続く歴史と、現代のニーズをつかむ柔軟な感性を併せ持つ同社は原料調達から素材開発、さらには製品企画まで一貫して手がけ、幅広い業界のニーズに応えています。
素材開発のプロとして川上へのアプローチが注目される会社ですが、業界の黒子として川中、川下に向けた事業の効率化に向けた開発も行っていることをご存知でしょうか?

豊島の展示会に伺い、開発された機械を拝見しました。

機械が人の時間を生み出す世界

これは豊島が現在開発中の自動採寸機です。指定された部位のサイズを正確に測定できるほか、納品後にお客様先での採寸にも対応します。また、採寸と同時に撮影を行い、そのデータをEC販売へ直接活用できるよう設計されています。

現在豊島では展示会に出展し、多くの方にご覧いただきながら、お客様の意見を収集しています。これらを反映させ、早ければ2026年には機械の販売やレンタルを開始し、サブスクリプション型ビジネスとして展開することで、業界への貢献を目指しています。

画面のボタンをクリックすると、上部に設置されたスキャナーが作動し、撮影ではなくスキャンによって商品画像の取得に加え、採寸や重量計測まで行えるシステムです。

着丈、身幅、肩幅、裾幅、裾丈、袖幅、袖口幅(右・左)、AH(直線)、天幅、前下がり、襟幅、リブ(袖口)など、さまざまなパラメーターを指定でき、一瞬で数値が表示されます。これはAIによる画像認識によって実現しているもので、人の手で行えば膨大な時間がかかる作業です。

このように服を広げて計測した後に、

服を畳んで撮影し、そのままECで販売することも可能になります。

採寸業務を一気貫通

画像

従来は、AIが画像から衣服の輪郭と部位を自動検出し、形状情報を高速に抽出した後、デザインに応じて最適な採寸箇所を自動で配置していました。新バージョンでは、装置台が大きくなったことで長袖アイテムやビッグサイズアイテムの採寸が可能になり、さらに採寸と同時に1g単位での重量測定も行えるようになっています。

また、操作システムがWEB化されたことで、どこからでも操作できるようになり、従来の手作業よりも精度の高い採寸結果を短時間で得られるようになりました。これにより、サイズと重さを同時に一括でデータ化することが可能となっています。

これにより組織間でデータの一括管理が可能に

速い

高度な撮影技術とAI技術により俊足かつ正確な採寸を実現

高精度

採寸ポイントのカスタマイズが可能で制度の高い結果を提供

データ化

採寸結果や採寸箇所を示した撮影画像をデータで共有

QR管理

QRコードで採寸結果/採寸画像をスピード共有、簡単管理

データ共有

採寸結果や、採寸画像をリアルタイムにリンクで共有

WEB化

自席や外出先でも即座にデータの確認が可能

海外で採寸した正確なデータが共有できる

工場、検品所、デザイナーによる納品前、そして納品先――採寸はあらゆる場面で行われます。しかし従来は採寸者の技量によって結果が曖昧になりがちでした。本技術を用いることで、海外での採寸であっても現地担当者の能力に左右されず、常に正確な採寸データを得ることができます。

作業時間の短縮により人の時間の創造へ

採寸と同時に商品写真の撮影も行えるため、従来は別々にかかっていた採寸作業・商品撮影・データのリンク作業をワンストップで完結できます。その結果、業務にかかる膨大な時間を削減し、関わる人の負担を大幅に軽減することが可能になります。

展示会での体験を通じて、採寸という当たり前の作業に大きな革新が訪れようとしていることを実感しました。効率化だけでなく、現場で働く人々の負担を減らし、新しい働き方を広げていく可能性を秘めています。これからの展開にますます期待が膨らみます。

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